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IGBT とは / 絶縁ゲート型バイポーラートランジスタ 


IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)

IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)とは

IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)は、
MOSFETのゲート駆動能力とバイポーラトランジスタの高電流耐性を兼ね備えた半導体デバイスです。

電力変換、モータードライブ、インバーターなどのアプリケーションで広く使用され、
特に高電圧・大電流を扱う回路での利用が一般的です。
その優れたスイッチング性能と効率性により、エネルギー変換効率の向上に貢献しています。


基本原理


IGBTは、インプットされた電圧によってゲートを制御し、コレクターとエミッター間の電流をオン/オフします。
この特性により、電力を精密に制御することが可能となり、エネルギーの効率的な使用を実現します。


IGBTの特徴


高速スイッチング能力

IGBTは高速でスイッチングすることができ、これにより高い効率と性能が得られます。


大電流耐性

バイポーラトランジスタの特性を活かし、大電流にも対応することが可能です。


高電圧動作

高い耐圧性能を持ち、数百から数千ボルトの電圧で使用できます。


IGBTの応用



IGBTの種類と選定ポイント


IGBTモジュール

複数のIGBTを一つのパッケージに統合した製品で、大電力アプリケーションに適しています。


ディスクリートIGBT

単一のIGBTデバイスで、小~中電力レベルのアプリケーション向けです。


選定ポイント

使用されるアプリケーションの電圧、電流、スイッチング頻度などに基づいて、最適なIGBTを選定する必要があります。
また、サーマルマネジメントやドライブ回路の設計も重要な考慮事項です。


IGBT技術は、高効率かつ高性能な電力変換を実現するための鍵となっており、
エネルギーをよりクリーンで、より持続可能な形で利用するために不可欠なコンポーネントです。




注意事項 及び 免責事項


上記の情報は参考情報であり、個々のアプリケーションに適用できるかどうかは保証されません。
また、フルタカパーツオンラインでは、
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